管理栄養士Marie*ほっと一息♪

普段の食事から筋トレ飯、メタボ改善などなど、ためになる食と健康の情報をお届けします!子育てしながらフルタイムで働く管理栄養士。ほっと一息ティーブレイクしましょ♪

万能食材~梅~

日本の伝統食材「梅」

 遠足のおにぎりの具といえば、うちは1つは絶対に梅干しです。

実家で毎年梅干しを作っているのでもらっているのですが、やっぱり手作りは美味しいです♪

塩分が多いから1日1粒まで、というMyルールの中で何気なく食べていますがどんな効果があるのでしょう。

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梅の栄養

 疲労回復などに効果のあるクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、などの有機酸が多く含まれています。また、たんぱく質やビタミン、カルシウム、カリウム、リン、鉄、ミネラルなども豊富です。小さいですが、カルシウムはリンゴの4倍、鉄はなんとリンゴの6倍も含まれています!

 

梅の効果

 

疲労回復

 梅に含まれる有機酸は、糖の代謝を促す作用があるのでエネルギー代謝を促進させてくれます。エネルギー代謝がうまくいくと、肩こりや疲れの改善、老廃物の排出による老化防止などの効果もあります。

 

食欲増進

 クエン酸の作用で唾液の分泌が促され、食欲が増します。また、胃液や消化酵素の分泌も高めるので消化吸収を助けてくれます。

 

免疫力アップ

 ごはんやパン、お肉、魚などの主食や主菜は酸性食品です。酸性のものばかり食べると体液が酸性化され血液がドロドロになり血行不良になります。老廃物もたまり免疫力も下がります。

梅はアルカリ性食品なので酸性と中和させると、血行もよくなりリンパの流れも良くなるので免疫力アップにつながります。

 

殺菌作用

 クエン酸は殺菌、除菌効果があります。微生物の繁殖を防いでくれるのでおにぎりの具に最適です。また、体内では食中毒の原因となる菌にも効果があります。

 

アンチエイジング

 肌のシミ、しわ、くすみなどは老化により新陳代謝がうまく行われず体内に老廃物がたまことが原因です。クエン酸は新陳代謝を活発にし、むくみの解消や美肌、老化防止などが期待できます。

 

毒に注意!

 良いことがたくさんの梅ですが、青梅にはアミグダリンという成分が含まれていて、体内で分解されると青酸という猛毒になります。

しかし、熟すにつれアミグダリンは減少し、加工されると害のない量になります。

身近で食べられるのはやはり梅干しですが、減塩のために保存料のたくさん入った調味梅干しでは効果があまり期待できないかもしれません。

健康や美容のためには、手作りの梅干しが1番です。市販のものを買う場合も原材料をよく見て保存料の使われていないものを選ぶといいですね。

 

まとめ

 梅は体にいいことがたくさんです。子供のときからからお腹が痛いときに梅干しを食べなさい、と言われていたのですが殺菌作用があるからだったんですね。先人の知恵はすごい!

ですが、塩分が多いのでやっぱり1日1粒ルールは守って、疲れ知らずの体を手に入れましょう♪

 

それでは、明日も良い1日を☆