生活習慣病にならないために!~脱・メタボ~②
こんにちは☆
前回、生活習慣病について軽く触れました↓
marine-bemyself.hatenablog.com
今回は、特定保健指導とは何か?について詳しく書いていきたいと思います。
特定保健指導とは
健康診断を受けた40歳~74歳の人のうち、まず腹囲が男性85㎝、女性90㎝以上、またはBMI25以上の方がメタボリックシンドローム判定の第一段階になります。
次に、血糖、脂質、血圧のうち基準に何個当てはまるか、この3つに当てはまる方のうち喫煙歴がある方はリスクが1つプラスになります。
※詳しくは下の図参照
リスクの数によって動機づけ支援か積極的支援に分けられます。
ただし、糖尿病、脂質異常症、高血圧で薬を飲んでいる方は特定保健指導の対象外となります。また、65~74歳の方はリスクの数に関わらず動機づけ支援となります。
動機づけ支援とは
医師、保健師、管理栄養士による初回面談があります。初回面談の内容は、
- 面談で健診結果の振り返り
- メタボリックシンドロームについて
- 生活習慣病の危険について
- 3~6か月後の体重、腹囲の減量目標値の設定
- 目標達成のための行動目標の設定
が主になり、目標に沿って取り組んでもらい3~6か月後の最終評価で終了です。支援期間は健保によって異なります。
積極的支援とは
動機づけ支援と内容は変わりませんが、支援期間中に状況を聞かれる継続支援が月1回程度あります。つまり、動機づけ支援よりもリスクが高いので、ちゃんと目標達成のために取り組んでいるかの確認をされる、ということです。
減量目標の設定方法
脂肪1㎏減らすのに必要なエネルギーは約7000kcalです。
支援期間が6か月の場合、脂肪1㎏を減らすのに必要な1日当たりのエネルギーは
7000kcal÷6か月÷30日=38.8・・・≒40kcal
支援期間が3か月の場合は、
7000kcal÷3か月÷30日=77.7・・・≒80kcal
例えば6か月で体重3㎏の減量目標の場合1日に減らすエネルギー量は、
3kg×40kcal=120kcal
3か月で体重3kg減量目標の場合は、
3kg×80kcal=240kcal
このエネルギー量を1日当たり減らしていけば、6か月または3か月後に目標達成するというわけです。
120kcalというと
- ごはん茶碗半分
- 食パン8枚切り1枚
- ビールジョッキ小1杯
- クッキー3枚
などです。1日のうちで少し我慢できそうですよね!少しの我慢の積み重ねです。それがだんだん習慣化していき、体が慣れていくことが目標達成の第一歩です。
そして、減量目標は食事面と運動面の両方からのアプローチになります。実行しやすい運動目標は、20分の普通歩行で50kcal減らす、です。いつもより少し多く歩くという感覚で大丈夫です。これを取り入れれば、食事面でも上に書いたよりも少しの我慢ですみます。
繰り返しになりますが、毎日の少しの積み重ねが習慣化していき、減量につながります。そして、最初の1ヶ月で習慣化するかどうかで3か月または6か月後に目標達成できるかどうかが決まります。最初の1ヶ月はつらいと思いますが、頑張りましょう!
特定保健指導のお知らせが来た方は、自分の健康に興味を持ち是非特定保健指導を受けるようにしましょう。
それでは明日も良い1日を☆